フラワーパフォーマンスとは
フラワーパフォーマンスは、ガーデニングとは違います。
数万本の花を絵の具にして描き出す Art なのです。
しかし、絵画でもありません。花と光と音で織りなす
壮大なエンターテインメント作品として創作しています。
絵の具として使用する花は、作家が自ら育てています。
陶芸家が土をこねるように、書道家が墨を摺るように、
じっくりじっくり種から育て上げています。
5ヶ月以上にのぼるこの丹念な作業によって、
より美しく、華やかさのなかにも凄みのある作品が生まれるのです。
抜群の集客力(吸引力)
美しい花を見たとき人間は、「間近で見たい」、「触れてみたい」、「香りを感じたい」、という本質的行動欲求を示すのだそうです。Flower Performance は、老若男女・国籍人種を問わず、人の五感を震わす作品として多くのファンを得ています。
昼も夜も(Night & Day)
花の色彩を強烈なライティングによって演出するFlower Performance は、昼間のやさしいお花畑の顔と、夜の幻想的なフラワーイルミネーションの顔、全く異なる二つの表現で、昼夜通じて楽しんでいただけることが最大の特徴です。
ロングラン(長期開催型)
強靭に育てた生きた花を使用するため、1ヶ月以上の長期開催が可能であり、期間とともに見応えが増すのも大きな特長です。
フラワーパフォーマンスの特長
移動式です
フラワーパフォーマンスは植え込みません。鉢又はコンテナの配列でデザイン構成しますので会期途中でのデザイン変更や移設が可能です。
施工が簡単
デザインの基本部分まではアトリエで制作しますから現場での制作時間は極端に短縮されます。
確実です
開催日から逆算したスケジュールで制作進行しますから、花の納期遅れや数量不足、開花遅れなど花特有のトラブルが絶対にありません。
初日から満開
当たり前のようですが、これが一番難しいのです。開催日と閉幕日の両方から花のピークを割り出して種子をまいています。専用アトリエ内で満開状態まで育て上げた花だけを使用しますから、開幕当日から常に華やかな空間を演出し続けます。
強靭な花だけ使います
開催地の気候・環境・諸条件などから適正な花を選定し、期間中の管理方針に基づいて独自に育て上げた強靭な花だけを使用します。
強靭な花の秘密
フラワーパフォーマンスに使用する花が、ガーデニング・造園用の花より極端に強い理由は、後述の『花の強さ』をご参照ください。
強さの秘密
完全オリジナル
フラワーパフォーマンスは企画・デザインから花の栽培、作品の管理・メンテナンスに至るまでの全てをデザイナー本人が直接担当します。 企画段階で開催地の気候・風土に合った花を選定し、種子の採取地域、栽培時に花に与えたストレスや病気、使用している土の含有成分、養分の残留度合い、などなど全て知り尽くした素材だけを使用しているため、トラブルを未然に察知・予防することが可能です。また、問題が発生した場合でも迅速且つ適切な対応が可能で、大きなトラブルになりません。
大人と子供の差
一般に流通しているポット苗と言われる花は、通常ガーデニング素材として用いられるもので、土に植え替えて育てることを前提にした若い『苗』です。それに対して、フラワーパフォーマンス用は成熟した大人の『花』です。即ち、生育途中で起こる様々なトラブルを乗り越えて、美しく育った花だけを使用していることになります。
独特な肥培管理
あらゆる環境に順応できる強い花に育てるには肥培管理にコツがあります(詳細割愛)。要点は葉や茎に養分を可能な限り備蓄しておくこと。植物の根本となる根を強靭に鍛えること。この二点に重点をおいて通常では施さない種々の工夫をしています。この点が一般の生産品と全く異なる点です。
環境順応の早さ
フラワーパフォーマンスで使用する花の特性のひとつに『環境順応の早さ』が挙げられます。開催地に移動後におこる、極端な環境変化によるトラブルを回避するために、アトリエ内の環境を可能な限り開催地のデータに近づけて管理します。特に開幕間近には細心の注意が要求されます。
必ず試作栽培
経験のないもの、自信のないものについては随時試作栽培を行います。 試作栽培は同時に数パターン実施し最も良好な栽培方法を採用しています。
アトリエの存在
上記までの各項を実現できるのは、フラワーパフォーマンスのためだけの専用アトリエを有しているためです。生産委託や契約栽培では、現状の花ビジネスのシステムが多くの障害となってコスト等の面から非常に難しいと考えます。